コラム技術コラム2020.06.25

Remcom社とのパートナーシップ

Remcom社とのパートナーシップ

弊社では、海外パートナー企業とは単なる開発元・販売代理店という関係ではなく、技術者同士の交流をはじめ、より良い製品・サービスの提供を目指した協力を継続しています。
ここではパートナー企業の一つであるRemcom社との交流を、社員からの目線で報告いたします。

Remcom社のトレーニングに参加しました。[2015年5月:XFdtdチームからの報告]

2015年5月にアメリカのボルチモアにて、Remcom社が主催するトレーニングが開催されました。同様のセミナーを弊社でも行っており、お互いの情報交換もかねて様子を見に行ってきました。このトレーニングはXFdtdとWireless InSiteそれぞれ2日間、計4日間の充実した内容でした。
トレーニングはHiltonホテルで行われ、朝食とランチ、おやつが食べ放題という豪華なものでした。また、トレーニングの合間には、Remcom社のスタッフと古民家のレストランに行き交流を深めました。私はヨーグルトにブルーベリーが入ったおやつをたくさん食べました。

ボルチモアフードを味わった,古民家を利用したレストラン

トレーニング風景(休憩中)

肝心のトレーニングですが、参加者一人一人に、PC、メモ帳、ペン、グラスが用意されており、良い環境で有意義な時間にしてほしいというRemcom社の思いが伝わってくるものでした。講義中も、講師一人にサポート一人という体制で、全員の進捗を見て必要であれば丁寧な説明が加えられており、Remcom社の丁寧なレクチャーにXFdtd/Wireless InSiteへの愛を感じました。また、参加者からの質問も活発で、参加者同士でフォローしあったりする和やかな雰囲気でした。

XFdtd(電磁界解析)のトレーニングでは、ソフトの基本的な使い方から解法の原理まで説明を受けました。
特に、このソフトの強いところ
・精度が高いとされているFDTD法を用いている
・電磁波が広がっていく様子をアニメーションとして出力できる
・ライブラリやスクリプトを使用した作業の効率化
・周波数依存のデータ(作成したいアンテナの共振周波数はいくらか?etc..)を一度の計算で取得できる
について、参加者は特に好印象を受けたようです。

また、例題として
・複雑な形状のアンテナのモデリング
・人体が携帯電話から放射される電磁波の影響(SAR値)
・スクリプトを使用したモデリングの自動化

などを実際に手を動かして行いました。かなりボリュームのある内容でしたが、メッシングや解析を高速で行えるXFdtdの強力さを改めて感じました。

XFdtd操作イメージ図

Wireless InSite(電波伝搬解析)のトレーニングでは、
・屋内での電波伝搬解析
・屋外(街)での電波伝搬解析
・室内の見取り図を基に計算モデルの作成方法
などを行いました。

Wireless InSite操作イメージ図

4日間という長丁場でしたが、全体的に時間に余裕を持ったプログラムになっており、参加者との質疑応答の時間を大切にしているように感じました。構造計画研究所のセミナーでも参考にしたいところです。

普段使いなれていないソフトを使用する場合、簡単なはずのモデルの作成(曲線や多角形の描き方)などで時間がかかってしまうことがあります。私もこのソフトを使い始めたころは簡単なはずのモデル作成に多くの時間がかかってしまっていました。当時は色々なボタンをいじってみたり、熟練者に聞くなどして対応しましたが、あの時、この様なトレーニングを受けていればすぐに解決しただろうと思います。

経験のないソフトを導入する際のハードルを少しでも超えやすくするため、構造計画研究所では、月に一回ほどのペースで無料のセミナーを開催しております。電磁界・電波伝搬のシミュレータの導入を検討されている方から、まずは相談だけでもしたいという方まで、お気軽にご参加ください。

構造計画研究所では、今後もRemcom社と協力しよりよい製品・サービスの提供を目指して参ります。

Remcom社について

海外パートナー企業であるRemcom社は、アメリカのペンシルバニア州のソフトウェア企業で

  • 三次元電磁界シミュレータ:XFdtd
  • 電波伝搬解析ツール:Wireless InSite
  • ミリ波レーダー解析ツール:WaveFarer
  • の開発元です。

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